間取りのプランニングの家相的ポイント

間取り図のプランニング

マイホームのプランニングに、家相や風水を取り入れたいとお考えなら、まずは生年月日を用いるかどうかを決めて下さい。

家相と風水、ごちゃまぜになってきてはいますが、実は全くの別物で、家相は家や土地の見た目で占う「相術」ですから、誰が暮らしても吉方位や凶方位は固定されていますが、風水は生年月日を使って吉凶を導き出しますから、人によって吉方位も凶方位もまちまちです。

私は、生年月日は用いずに、家相だけでプランニングする方法を推奨しておりますが(昔の大工さんスタイル)、どれを信じるかは人それぞれですし、ご自身の心に響いたものを実践するのが一番だと思っています。

家相は、「間取りを占いで決めることには抵抗があるけれど、鬼門はちょっと心配」という人におススメです。

家相を取り入れることを必ず設計士に伝えよう

“玄関で靴を脱ぐ”という風習は昔から変りませんが、畳にちゃぶ台を置いて布団を敷いて眠る暮らしから、ソファーや椅子に座りベッドで眠る西洋風の暮らしに移り変わってきたことで、和室を中心とする日本家屋は時代遅れなものになってきました。

家の設計も施工もひっくるめて大工さんに依頼していた時代は終わり、海外の工法を用いたものや、固定のプラン・デザインでコストを削減する住宅メーカーの家も一般化してきて、家づくりは家相よりも動線の良さ(住みやすさ)や、デザイン性が重要視される時代になったのです。

しかしながら凸凹(欠け)の多い家や、鬼門を完全無視した家の割合が大きくなるにつれて、様々な家庭問題が増加してきたようにも感じます。もちろんその原因が家相を考慮しなくなったことだという根拠は全くありませんが、手相や顔相があるように、家の相にも良い相と悪い相があるのは確かです。

昔の大工さんは家相の知識を持っていましたから、特別なお願いをしなくても、「鬼門」や「張り欠け」を考慮した間取りを考えてくれたそうです。

しかし、最近では設計に家相を取り入れる事は皆無に等しいですから、お願いしなければ考慮してもらえません。お願いしたところで「は?」と言われてしまうかもしれませんが、家相がどうしても気になるなら、多少恥をかいても主張すべきです。一生に一度のマイホームですから、後からくよくよ後悔することだけは避けねばなりません。

しかし、あまりにものめり込み過ぎて、「方位家の家潰し(ほういかのいえつぶし)」になってしまっては元も子もなくなるので、どうしても思い通りのプランにならなくても思い詰めない事です。

どんなに家相が良くてもゴミ屋敷では運は下がるもので、最終的には「清潔」が一番ですから、家相が悪いところは特に重点的にお掃除をしましょう。

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