【風水・家相】日当たりが悪い土地、水はけの悪い土地は避けるべし

周りをビルで囲まれている土地の図

マイホームの土地選びは、実際に現地に足を運んでみなければ分からない点がいくつもありますが、その一つに「日当たり」や「水はけ」の問題があります。

資料には”南向き”と書かれていても、実際に訪れると南側に高い建物があって光が遮られていることもあります。

家相や風水では、南は「昼や夏を意味する方位」ですから、できるだけ明るい日差しを遮らないよう低く開けていることが吉となりますので、南側に山や高い建物があったり、日が当たらずにジメジメしているなら運を下げてしまいます。

東側も同じで、高い建物や高い木があると良い「気」を取り入れることが出来ないため、できるだけ南側と東側は開けている土地を選びましょう。

参考 詳しくは「四神相応の地」に家を買って開運!地形的な観点で土地を選ぶポイントをご覧ください。

日当たりの悪い土地

「東南の角地」が風水・家相的に大吉と言われているのは、お日様の光を多く取り入れられるということも大きな要因の一つです。

なので、日当たりが悪い家というのは風水的に良いとは言えませんから避けましょう。

市街地では、ビルやマンションなどの高い建物に囲まれている土地が売りに出されていることがあります。このような土地は日当たりのみならず、風の流れ(ビル風)にも影響もありますから、慎重になってください。

周りをビルで囲まれている土地の図

周りの建物と調和する高い建物を建てるなら問題ありませんが、このような土地に戸建ての住宅を建てても、日当たりが悪い上に風の流れも悪くなってしまい、吹き溜まりのようにどんどん悪い「気」が集まってしまいます。

また、土地の高さ自体が周りの土地よりも低くなっている、すり鉢状の土地も避けましょう。

日当たりの問題ももちろんですが、周囲から水が流れてきて湿気が多くなりますし、ゲリラ豪雨でも降ったら大変です。更地なら土を入れたりできますが、家付きで購入する場合は必ず土地の高さも見るようにしてください。

一棟だけテイストが全く違う建物は避けるべし

家相では、”周囲とのバランス”も大事な要素の一つで、周りの家や建物と釣り合いが取れているかも重要なポイントですから、 ビルのような建物が立ち並ぶ中に一棟だけ普通の戸建てが建っていたりすると 、アンバランスな印象を与えるものです。

既に出来上がっている街並みの中に、周囲の家とは極端にテイストが異なる建物を建てることや、ド派手な色の外壁や屋根も同じです。

とにかく、周囲と比較して一棟だけ極端に建物が低い、逆に飛びぬけて高い、一棟だけ特別に目立っている、という状況になることは避けなければなりません。

「個性を失くせ!」と言っている訳ではありませんが、目印に使われるような極端な家はやめておいた方が良いという事です。

建築物は一度建てたら何十年かは簡単に移動したり壊せるものではありませんから、自分の所有する土地だからといって、景観を破壊するような突拍子もない建物を好き勝手に建てていい訳ではないのです。

ゆえに、周囲と調和の取れる建物を建てることが出来ないようなら、その土地を買うのは避けるべきでしょう。

水はけの悪い土地・湿気のある土地

役所のホームページ等でハザードマップを確認して、浸水の被害が出そうなくらい低い土地や、水の溜まりやすい(集まりやすい)場所は論外ですが、湿気が多い土地や水はけの悪い土地というのは、風水的にも良くありません。

町名が過去の地形を物語るのはよくある話で、「沢」や「沼」など、水に関係した漢字が町名に使われている場所は、川や池を埋め立てたり川の流れを変えている可能性があるため、気になる時は古い空中(航空)写真・古地図(図書館や資料館で探す)、国土地理院 土地条件図等でチェックすることをお勧めします。

また、法務局で保管されている旧土地台帳の中には「字名(あざめい)」が記されていますが、「字名」にはその土地の特徴が示されていることが多いので、「窪(クボ)」や「流(ナガレ・ナガシ)」「鍋(ナベ)」などの字が使われている土地は、地形的に水が溜まりやすいことを意味しています。

(少し前まで旧土地台帳は誰でも閲覧できましたが、最近は個人情報保護の観点から閲覧できなくなった地域もありますので、閲覧可能かどうかは管轄の法務局にお問い合わせください)

旧水部や旧河道を埋め立てた土地は湿気が多いという以外に、地盤も軟弱な為、住宅地には適さないことが多く、地震が起こると最悪、陥没することもあります。

敷地と道路に高低差があったり隣地よりも低くなっている土地は湿気やすく、大雨の日は雨水の流れが心配ですし、晴れの日が続いているのに地面がしっとりしているなら水はけが悪い証拠です。

天気の悪い日や雨上がりの日にも見に行って、水たまりの状態を確かめましょう。

住宅地の中にある土地なら周辺の敷地をチェックするのも良いでしょう。売りに出されている土地には新しい土を入れてきれいに整地されていても、周辺の土地にびっしり苔が生えているようなら、水はけの問題を疑ってみましょう。

水はけの問題の図

水はけの問題は地質が原因の場合もあれば、敷地の勾配が原因だったり、山を造成工事した土地などは地形的なことが原因で水が流れて来たり湧き水が出ることもあるようで、要因は様々ですが、いずれにしても常に地面が濡れてジメジメしていることは、悪い「気」を寄せ付けることになり、そこに家を建てても陰気になってしまいます。

他にも、水はけの悪い土地には蚊が多く発生することも。

水はけの問題は後々業者に依頼するとそれなりの費用が嵩むので、土地の歴史を調査したり、天気の状態を見ながら何度も足を運んでチェックをしてください。 比較的最近になってから宅地として造成された土地は慎重になるべきです。

昔から「鉄砲水が来る」と言い伝えられていた場所でも、いつの間にか開発されて新しい家が建っていたりするので、不動産屋の話を鵜呑みにせずにしっかりとご自分でも調査することが大切でしょう。

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