風水や家相にこだわるなら変形地は避けるべし(三角地・台形の土地・道路の影響で変形した土地)

斜行道路の生み出す土地の欠け
  1. 三角地
  2. 台形の土地
  3. 道路の影響で変形した土地

の意味についてご紹介します。

住宅を建てるための敷地の形は、南北に長い長方形が理想的で、北側に建物を寄せて南側を広く開けることで、日当たりの良い家が作れます。

次に良いのは東西に長い土地です。この場合も東や南を広く開けることができそうな敷地を選ぶことが、風水や家相の良い家を作るポイントです。

どちらの場合も、間口の幅よりも奥行きが長い方(横長より縦長)がベストですが、”鰻の寝床(うなぎのねどこ)”のように奥行きが極端に長いのは、「気」を取り入れにくいのでNGです。

しかし、実際の土地は台形やL字型や凹凸があったり、道路の付き方によって変形していることもあります。

変形地(不整形地)は、不動産の評価が低い場合が多く、相場よりも安く購入できることろが魅力的ですし、矩形の土地より相続税も少なく済みます。

少々の張欠なら、家相で補える場合もあるのですが、風水や家相的にこだわった良い家を持ちたいなら、できるだけ「張り」や「欠け」がある変形地(不整形地)は、避けた方が無難です。

1.三角地は凶

三角地の図

変形地の中でも三角地は大凶と言われています。

三角地には、火災が起きやすいとか、争いやトラブルが付きまとうとか、家族の中に異常者が出るとか、病にかかるとか、良い子が生まれないとか、商売人は店が傾くとか、死人の三角頭巾をイメージさせるから縁起が悪いとか、ろくな言い伝えがありません。

全て迷信かもしれませんが、三角地が昔から忌み嫌われているのは確かです。

実際に三角地は交差点付近にある場合が多く、尖った部分に何らかの対策をしなければ、事故や災害の恐れがあります。

三角地であっても、300坪以上の余裕がある敷地なら、三角の尖った部分に植物を植えたり、フェンスを建てて、生活する部分を四角形になるように区分することで回避できる場合がありますが、尖ったスペースもできるだけ無駄なく使おうと、三角形の土地に三角形の建物を建てるのは大凶です。

三角地が忌み嫌われていることは、かなり世間に広く知れ渡っているため、相場よりもかなり安く購入できるケースがほとんどですが、家相や風水を気にする人は絶対に避けましょう。

2.台形の土地の吉凶

台形も四角形の一種ではあるのですが、形によって吉凶が分かれます。

台形の土地の吉凶図

台形の土地の場合、前が狭く後ろが広い土地(A)は、末広がりで家が繁栄すると言われていますが、前が広く後ろが狭い土地(B)は、昔の「棺桶」の形を連想するため凶相です。

台形の土地の場合、出来るだけ生活するスペースを矩形(四角形)になるように区切って、「欠け」がある部分を畑や花壇や駐車場に使うのがベストですが、そうすると建物を建てるスペースが少なくなって、無駄な部分が発生してしまいます。

区切らずに使うなら、何とか建物に「張り」を出すなどして家相で補えるならまだ良いのですが(方位によっては補えないこともあり)、土地に余裕がなくて、建物にも欠けを作らなければプランニングできないようなら、その土地はやめておきましょう。

特に「欠け」のある方向が北東(鬼門)・南西(裏鬼門)なら、避けた方が良いでしょう。また、東南、北西も欠けを嫌います。

参考記事 家相の「張り・欠け」は迷信?八方位の張り欠けの意味と影響

3.道路の影響で変形している土地は注意!

道路が斜めに付いているために変形している土地

斜行している道路に接する土地の場合、台形のように変形しています。

斜行道路の生み出す土地の欠け

我が家がまさにコレ(A)で、東南の角地でありながらも、斜行道路が生み出した忌々しい「欠け」に悩まされています。

※ほんの少しの変形なら「張り」となることもあります。出っ張りがある部分が、一辺の長さの1/3までなら「張り」、それ以上なら「欠け」を作ることになります。家相では「張り」は基本的に吉ですが、鬼門や裏鬼門が張っている土地は凶となります。詳しくは張り欠けのルールを参考にしてください。

家相的に考えると、本来は、道路と平行に建物を建てるのがベストのようですが、敷地を縦長で使おうとすると、斜行道路の角度がかなり急な時は、道路と平行に建物を建てることが出来ません。(すごく小さな建物なら可能ですが…)

Aの角地なら、土地を横長に使う手がありますが、Bは一方向のみの接道ですから、道路と並行に建物を建てることはまず不可能です。

また、仮に道路と並行に建てられたとしても、周りの家の向きと異なると、一棟だけ斜めに建っているように見えて周囲から浮いた印象になったり、バランスが悪くなってしまいますから、家がずら~っと並んでいる住宅地や、狭い敷地の場合はあまりおススメしません。

また、一棟だけ角度を変えて建てることで、お向かいの家の「角」がご自分の家に向く隔角殺(かくかくさつ)という状態になってしまったり、その逆でご自分の家の「角」が他人の家に向いてしまい、嫌がられる可能性もあります。

風水や家相の基本はもちろん大切ですが、目印になるくらい目立ったり、調和を乱すことも、実は凶になります。

この場合は土地の「欠け」を家相で補うことが現実的な気がしますが(我が家は建物の東南に「張り」を作ってあります)、それが出来ない時や、どうしても「欠け」が気になるなら、その土地は諦めて他を探しましょう。

角地の角を「すみ切り」してある土地は?

交差点などの道路が屈折する部分にある土地(角地)の場合、道路幅によっては敷地の角を道路に取られていることがあります。(すみ切り)

角地の隅切り

厳密に言えばこれも「欠け」の一種ですが、「隅切り」がないと逆に交差点の視界が悪くなって危険ですから、これは仕方ないと思います。

交通事故が多発する場所の方が、風水的に問題ですから…

どうしても気になる方は、欠けた部分の近くに植物を植えておくと良いようです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする