家相の八方位の「張け」「張り」の吉凶

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張りと欠け 地相 土地選び

「欠け張り」についての3回目。
土地や建物の「張り」や「欠け」の位置で吉凶を占う方法をご紹介します。

  1. 「張り・欠け」を信じるか?
  2. 「張り」や「欠け」のルール 
  3. 欠け張りの吉凶  ←今回はココ

家相の基本は、「張り」は吉で「欠け」は凶なのですが、どこでも好きなところに「張りを」作ればよいというものではなく、方位によって吉凶が異なります。(欠け張りのルールはこちら

特に注意して頂きたいことは、土地や建物の欠け張りを見る場合は、中心から見た方位で判断するようにしてください。

参考 家相・風水での建物の中心(図心・重心)の求め方

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八方位欠張吉凶一覧表

八方位の張り欠けの吉凶の一覧は↓の通りです。

八方位方位張り欠け
大吉
南東巽(辰巳)大吉大凶
大凶
南西(裏鬼門)坤(未申)凶 注1
西少しなら吉
北西乾(戌亥)大吉大凶
大吉
北東(鬼門)艮(丑寅)凶 注2

注1内助の功!という意味で欠けを作ることを推奨していた時代がありましたが、妻の運が下がることがあるため、欠けも張りも作らないのが現代風であると思われます
注2:建物にわざと欠けを作ること(鬼門封じ)を行っていた時代もあり。(京都御所など)

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1.家相の「張り」の吉凶

張り出しの吉凶の意味を、八方位ごとに説明していきます。

東の張り:大吉

東は、跡継ぎ・長男、青年、男子の方位。 東は朝日が昇る勢いのある方位ですから発展性を表し、東の「張り」は大いに吉となります。 情報や通信、物事のスタートを表す方位でもあり、良い情報やアイデア、良い「気」を取り入れるために、「張り」以外にも積極的に窓や開口部を作ることも推奨されており、高い建物や高木で遮られることを嫌います。

東張りの敷地に、更に建物も東を張るのは良くない。

東の張り
  • 良き跡継ぎに恵まれるなど子孫繁栄の吉相
  • 学者や研究者など、学問で身を立てる優秀な者が現れる
  • 家庭円満、一家和合
  • 家内が明朗活発で、発展性がある

東南の張り(巽張り):大吉

東南は長女、娘の方位。 人付き合いや人間関係にも大きく関係する方位で、商売人は特にこの方位にこだわって、玄関や応接室、商談室などを設けてきました。大窓や開口部を作るのにも積極的な方位で、大きく開いて吉を呼び込む訳です。

建物の東南の張りは「巽張り(たつみばり)」と呼ばれる大吉相です。積極的に張りを作りましょう。但し、大きすぎるのは強欲となるため、程よい張り出しが良いようです。東南には倉庫、物置、車庫を作るのも吉ですが、高い建物は凶です。

敷地の東南に「欠け」があるなら、建物には「張り」を設けて土地の凶を補いましょう。

東南の張り
  • 良い娘に恵まれる、良縁に恵まれる
  • 家運隆盛、名家となる
  • 商売人には吉。信用と利益を生み、商いが繁盛する
東南の張りの例

張り出しの方向は、Aの東寄りよりは、Bの南寄りが吉。もしくはCの東南両方に出すのが吉。

敷地の辰巳張りに建物の辰巳張り

敷地の巽張りは、土地の張りに合わせて建物を張っても良いが、土地と建物を両方張るのは凶という説もある。

南の張り:

南は女性、中年女の方位。次女以下の娘はここで見ることもある。美や学芸にも関係が深い方位です。 南の張りは吉相ですが、あまり張りが大き過ぎると夫の力が弱まり、妻が夫を尻に敷くため、少しの張りが吉。

南の張り
  • 学問・研究・芸術に秀でた者が出やすい
  • 名声や引き立てを得る
  • 美的センスのUP

南西の張り(裏鬼門の張り):

南西は妻や母の方位。 南西は裏鬼門のため、最近は張りも欠けも作らないことを推奨する説が一般的になっていますが、一昔前は、妻がしゃしゃり出ないように、わざと「欠け」を作ったくらいですから、当然、裏鬼門の「張り」は凶になります。

南西 裏鬼門の張り
  • 主婦の権強し。女主人の相。後家相。寡婦や女性が主の場合には良い
  • 夫がいる場合、妻が出しゃばり、旦那の力が衰える
  • 女系家族になりやすい

張り出しの方角は、夫がいない家ならAの張りは吉。Bは夫婦仲が悪くなりやすく、一番良くない張り。Cは夫の失業や女性問題が起こりやすくなります

裏鬼門の張りの例

南西張りの土地も凶ですが、張りの部分をフェンスや塀で完全に仕切って花壇や駐車場にして、建物を建てるスペースを矩形にして使えるなら良いです。それが難しいなら、建物に少しだけ「欠け」を作ることで、家庭内トラブルは避けられるようです。

西の張り:少しの張りは吉

西は、愛人、妾、芸者(水商売の女性)、若い女(少女)や老女の方位(盛りを外れた女)。金運にも影響が深い方位です。 西の張りは、少しならば吉ですが、土地と建物の両方の張りは凶相です。

西の張り
  • 小さな張りは財運に恵まれ、衣食に不自由しない
  • 老後の生活の安定
  • 大きな張りは色難の相。異性問題で揉めやすくなります
  • 大きな張りは絶家など、物事の終わりを迎えやすい

北西の張り(乾張り):大吉

北西は主人、夫の方位。蓄財、貯えにも影響する方位です。 北西の張りは「乾張り(いぬいばり)」と呼ばれている大吉相ですから、積極的に張りましょう!特に、二十四山方位の「乾」を張ると良い。 但し、張りが大きすぎると、主人が好色家となり外に愛人を作るため、バランスを重視して、そこそこのサイズにしておきましょう。

北西の張り
  • 発展性あり。子孫繁栄、家庭円満
  • 主人が発展する。夫の運が上がり、早く出世したり、事業が成功する
  • 貯えができる

「張り」を設ける時は、Aか最も大吉でBが吉。西寄りに張るのが良いです。大きく張るのは主人が傲慢になりやすいので、控えめに張るのが良いようです。 Cの北寄りはやや凶相で、裏切りに合いやすい家相です。

北西 乾張りの例

乾蔵(いぬいぐら)

北西に蔵を作ることを「乾蔵(いぬいぐら)」と言いますが、この方位に蔵や貯蔵庫を置くことで蓄財家となり、家運がUPします。

但し、北西に張りがある土地で、その張りの部分に蔵を作ることは、”業突く張り(ごうつくばり)の相”と言って凶相になります↓。

乾張りの敷地に物置を設ける

土地が乾張りの時は、建物には張りを設けない方が良いでしょう。

北の張り:大吉

北は男性、中年の男の方位。 家運にも影響します。北は最も位の高い方位で、中国の皇帝の玉座は北に置かれていましたし、大相撲の両国国技館にある天皇陛下が座るロイヤルボックス席も北にあり、陛下は南を向いて座ることになります。(君子南面す)

北の張りは吉相です。二十四山方位の「子」か「壬」を張ると良い。北の張り+居間か座敷を作ると尚良し。 しかし、張り過ぎると色難や、経済的に困窮しやすくなるため、バランスを守りつつ張るのが良い方位になります。

北の張り
  • 家の繁栄
  • 家庭円満
  • 品位が増す、地位名誉、出世など

北東の張り(鬼門の張り):

北東は相続人、男児の方位。次男以下の運をここで見ることもあります。北東は鬼門の方角ですから、あまり張りも欠けも作らないほうが良いのですが、それなりの地位や財を成した成功者だけは張っても良いそうです。 しかし、北東と南西(鬼門と裏鬼門)を両方張るのは大凶です。

北東 鬼門の張り
  • トラブルや災害が多くなる
  • 男児に災いあり
  • 病人が出やすくなる
  • 相続で揉めやすくなる。養子が相続することもあり

張りを作る場合、Aは災難に遭いやすく、仕事運が下がったり地位を失う恐れがあるため凶相。 Bは名成功者のみ吉。どうしても張りを設けるなら、Cの東寄りに張るのであればまだよい。

鬼門の張りの例
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2.家相の「欠け」の吉凶

欠け込みの吉凶の意味を、八方位ごとに説明していきます。

家相では「欠け」は凶になりますので、家の構え(1F部分の形状)はできるだけ「欠け」を作らないように、四角形をベースにしたシンプルな形にしましょう。

凹凸のない家は、のっぺりとしてダサい!とお感じなら、うまく「張り」を作ったり、2階部分の面積を減らして引き込みを作って凹凸を作ったり、外壁の素材や色を部分的に変えたり、ふかし壁や外壁装飾部材を用いるなどして、うまく表情が出せるように設計士さんとよく相談して、できるだけ1階部分には欠けを作らないようにしましょう。

1階部分が、L字状や凹状のデコボコのある家は、家相では絶対にタブーです。 二段欠け、三段欠けなどの「段欠け」はもちろん家相では大凶です。

坪庭・中庭も欠けになりますから、家相を意識するなら諦めてください。

東の欠け:

東は長男、息子、青年の方位。 朝日が昇る勢いが強い方位となり、物事のスタート、情報や通信、音、動き、ひらめき、アイデア等を表す方位でもあります。

女主人や女系の家ならまだよいですが、東の欠けは男性の勢いを妨げることになるため凶になります。良い男子が育ちにくくなるため、建物には欠けを作らないようにしましょう。高い木や建物で遮られることやトイレなどの不浄物も嫌います。

東の欠け
  • 無気力で発展無し。何ごともスムーズに行かなくなる
  • 家庭に病や争いが絶えない
  • 息子(特に長男)、跡継ぎに災いあり。跡継ぎの不在、または無気力、遊び人となる

東南の欠け(巽欠け):大凶

南東は長女、娘の方位。対人関係にも影響が深い方位です。 土地の東南の欠けは凶、建物の欠けは大凶なので、この方位には欠けは作らないこと。 敷地の少しの欠けは、建物に張りを作るか、書斎を作ることでも補えます。

東南の欠け
  • 娘に障りがある。嫁げない、悪縁、難産など
  • 家が衰退する。病気厄災。
  • 商売人は信用を失いやすい、業績不振。
  • 対人関係が悪化したり、孤立しやすい

南の欠け:大凶

南は女性の方位。美的センス、芸術性、学業などに関連が深い方位です。 南の欠けは大凶です。見た目は華やかに見えても自転車操業だったり、内情は苦しい火の車状態に陥りやすいようです。

南の欠け
  • トラブルが多発する
  • 訴訟などの争いが起きやすい
  • 金銭面で困窮しやすい。家計が赤字になる、盗難、散財など

南西の欠け(裏鬼門の欠け):

南西は妻、母の方位。 家庭運も関係します。南西は裏鬼門のため、張りも欠けも作らないのが現代流ですが、昔は妻が内助の功を発揮するようにと、少しだけ欠けを作りましたが、主婦が短命の相です。

南西の欠け
  • 欠けが大きいと、妻(女)の運が下がる。病気がち、早世、良縁に恵まれないなど
  • 妻が役目を果たせなくなる。やもめの相
  • 家族に博打狂いが出たり、財産争いが起こりやすい

西の欠け:

西は愛人、妾、芸者(水商売の女)、盛りを外れた女(老女や幼い女児)をここで見ることもあります。金運にも関係が深い方位です。 西の欠けは凶で、主人が遊び好きになりやすいですが、北西に張りを作れば補ってくれます。

西の欠け
  • 金銭面での苦労、お金が貯まらない、貧困
  • 病気、停滞、家が衰退する
  • 女子や妻の品性が下がる。色情問題にも注意。
  • 愛人を作る

北西の欠け:大凶

北西は主人の方位。蓄財にも関係が深い方位です。 北西は土地も建物も欠けを作らないようにしましょう。ほんの少しの欠けも大凶です。

北西 乾の欠け
  • 主人に問題が起こりやすい。主人が病弱、労働意欲がなくなる、トラブルなど
  • 主人の役目を果たせない。早死に、不在がちなど
  • 資産減少。金銭的に困窮する、商売人は家業が衰える
  • 跡継ぎがいないなど家が衰退する

北西の欠けた部分に蔵や倉庫、物置を作るのは大凶です。「乾蔵」にはならず、盗みに入られるなど、却ってお金に苦労します。

乾の欠けに物置や土蔵

北の欠け:大凶

北は男性の方位。地位や名誉、名声、品格にも関わる方位です。 敷地に欠けがある場合は、建物の張りで補えますが、建物は少しの欠けも凶です。

北の欠け
  • 跡取りができない、後継者が育たない、主人が早世(早死に)しやすい
  • 出世しない、部下に恵まれない
  • 不名誉な出来事、家運が流転、家業が衰退
  • 家族が病にかかりやすい、心労が絶えない

北東の欠け(鬼門の欠け):

北東は相続人、男児の方位。 東北は鬼門なので、昔は鬼門封じの目的で建物に欠けを作りました。(京都御所や東本願寺など) わざわざ欠けを作るくらいですから、建物だけの欠けはよいはずなのですが、鬼門には欠けも張りも作らないのが今風のようです。

鬼門の欠け 北東の欠け
  • 家が徐々に衰退していく
  • 主人や跡継ぎに問題が出る。病弱、 早逝 (早や死に)など。
  • 相続で揉めやすい、断絶など
  • 落ち着いた暮らしができにくい

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